ほしのひかりじどうこうえん

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※こじんのかんそうです

20181008 INTERVIEW~お願い、誰か僕を助けて~ アフタートークの記録

ジンキム役:イ・ソングンさん
ジョアン役 :キム・ジュヨンさん
シンクレア役:エンさん

終演後に衣装のまま3人出てきてトーク。どこから出てきたかな、3人とも玄関から降りてきたような気もする。
トーク内容は、開演前に来場者が紙に質問を書いて箱に入れておいた中から答えてくれる形。
それはくじみたいにその場で引くわけじゃなくて事前にスタッフさんが選んである。エンさんが手元にカードを持っていてそこに書かれている様子。「質問が多かったものに答えます」と説明していたので、無難な感じの質問しか選ばれないシステムだと思う。

立ち順は下手からソングンさん、エンさん、ジュヨンさん。
真ん中のエンさんが進行カードを見せて「僕が司会です」と言ってきたのでおお~となった、気がする。
最初にエンさんが「ひとりずつ挨拶しましょうか」と言うのでVIXXを感じた。
ソングンさんから順に挨拶。
エンさんは半分くらい日本語でソングンさんとジュヨンさんは韓国語。韓国語で話した内容は通訳さんが訳してくれるのだけど、エンさんが日本語で話した場合はエンさんが2人へ韓国語で説明していて通訳を兼ねていた。

じゃあ最初の質問です、とエンさんがさっそく進行するとソングンさんが「もう始まってるんですか?インタビュー?」(※劇中のセリフ)を言って喝采だった。いうことがうますぎるー。ジュヨンさんも横でヒュー!て反応してた気がする。

質問①「お互いの第一印象は?」
・ソングンさん→エンさん
ハギョンと呼んでいたような気もする。
パッと見て、この通りの美青年なのでまさにシンクレアだなと思ったとのこと。それを聞いてるエンさんはちょっと照れくさそうにしてた気もする。

エンさん「次はジュヨンさん」というとジュヨンさんが「オッパは、」と話し始めてそれがエンさんのやりたい順序と違ったみたいで止められていた。

・ソングンさん→ジュヨンさん
何度も一緒にしてるから第一印象は忘れてしまったとのこと。とても上手で頼もしく好きな後輩ですと言っていた。

これでソングンさんのターンが終わったのでいよいよジュヨンさんが話そうとしたらエンさんが次は僕だよとまた止めていた。「マンネでしょ?」と諭していた。ジュヨンさんとても可愛い。

・エンさん→ソングンさん
日本語で話しますね、何言ってるかわからないから、といたずらっぽく笑っていた。ソングンさんまんまと「何言われてるんだろう」とつぶやいている。
エン「歌も上手くて、演技も上手くて、僕はとても、えいこうです」と言い出して客席は「???」となった。その空気を察して結局韓国語で「光栄です」と言い直していた。「僕の発音がおかしいですよね」とか言ってたけど、これよく言うけど言葉を間違えた時に「発音」を間違えたと表現するのが独特だなあと思う。
日本語だったから全然わかってないソングンさんに韓国語で言い直しているエンさん。
それから、ソングンさんのことを最初は怖いと思ったけど別の表情もあって、それはみなさん見たことないでしょう?ぼくだけの表情です。とか熱烈なことを言っていた。
ちょうど私は開演前に、ソングンさんが1人でぬるっと会場入りしてることや、付近をふらふらしていたという目撃情報を聞いてなんだかちょっと天然ぽい人なのかな?と思っていたのでそういう柔らかでかわいらしい一面のことを言っているのかなあと思った。

・エンさん→ジュヨンさん
「ジュヨンさんは、かわいいし…かわいいでしょ?」と聞かれたので客席はみんなウンウンと深く頷いていたら「答えてください」と怒られたので声に出してかわいー!と言った。
「かわいいし、声も綺麗だし」と言っていて大変同意である。
それから、クールなイメージがあったけど話すうちにおかしくなってきて今では顔をあわせると笑っちゃいそうになると話していた。昨年はあまり一緒に練習できなくて話す機会が少なかったということも話していたので今年の練習でたくさん話すうちに打ち解けたのかなあと思った。
ジュヨンさんは手持ち無沙汰なのかスカートをニギニギしていてかわいらしかった。

・ジュヨンさん→ソングンさん
ここを忘れてしまった…

・ジュヨンさん→エンさん
エンさんは練習が終わったあとにのど飴をくれるのだと。それから最初の台本合わせ?のときにご飯をおごってくれたとか。
「これがだいじですよ!」とエンさん。エンさんの処世術?ジュヨンさんにも『重要』と韓国語で説明していた。
それで、ジュヨンさんは「エンさんはツンデレです」と言っていたような気がする。えーとだから多分ビジネスで飴あげたりご飯おごったりしてるみたいに本人は言うけど本心で優しい人なんだって意味かな。


質問②「練習中の印象的なエピソード」
エン、練習中ジョアンの最初の「マーット」て呼ぶセリフがガラガラ声で笑っちゃった話。本番ではそれやらないでね僕たち(エンとソングン)辛いから!とお願いしたと。その声をヒツジみたいとかおばあさんみたいとか散々言っていた。
ジュヨンさんはそれについて、ジョアンの初登場が40分だからという話をしていた。そんなにあとなんだ!?と驚いた。公演が120分くらいなので最初の3分の1もがシンクレアとユジン先生のシーンなのか。

さらにエンさんが、ソングンさんの面白かったエピソードとして、最初の練習の時にこちらがただ「ハイ」と答えたら終わってしまうようなセリフを言ったので5分で芝居が終わってしまったとかいう話。
「文字を書くのは好きか?」「ネー」 <完>
ここのセリフの再現の後にジュヨンさんが芝居の終わりで流れる曲を「ジャジャジャジャーン」と歌ってくれて多分エンさんも一緒に歌ってた。笑った。


質問③「多重人格を演じる上で難しかった点」
エン、これは僕あての質問ですね~と。演じるのが難しかったのは去年はジミーだったとのこと。悪い言葉をたくさん使うからだとか。
今年はノーネームさん、と言ってなんでさん付けなんだろうとちょっと笑ってしまったらエンさんは「ノーネームさま」と言い直していた。余計おかしい。
ノーネームが難しいのはマットの悲しい感情と違うからだとのこと。これは結構興味深い話だった。つまりエンさんはマットとしてそこにいるのかな。ノーネームは『頭の中にいる他人』という感覚なんだろうか。ノーネームさんって呼び方もよそよそしいしな。
私としては5人それぞれ独立した人間として見ているので(そう捉えるようにセリフでも言われるし。でもマットという人間はよくわからないが)、エンさんがそんなにマットに引きずられているとは知らなかった。


質問④「どの人格が自分に近いか」
エン、この質問も僕あてですね~と(別にそれぞれ答えても良い質問な気もするけどな)。せっかく3人いるのにこんな質問ばっかりじゃあんまりだなあと思ったけど、エンさんは偉大でせっかくなのでお2人から見て僕はどの人格に一番似てると思いますか?と2人にも話を振っていた。
最初に客席に誰が一番似てると思いますか?と問いかけてきて私はノーネームかなあと思ったし周りもノーネームの声が多かった気がする。エン!て声があってそれは「N」なのか「アン」なのか私には聞き分けできない…。エンさんは「エンは違います」と言っていた。

ソングンさんは、「ジミー」と答えて後から「冗談です」と言っていた。ジミーは冗談だけど本当はどうかは教えてくれなかったという。多分エンさんはジミーと言われて心外だって反応したと思う。
ジュヨンさんは、「マット」。(歴代の他のシンクレアと比べて?)会ったときに一番マットらしいと思ったとのこと。
私はマットという人物が一番掴めないのでよくわからない。「シンクレアを演じているマット」と「先生に詰め寄るマット」で全然キャラ違うし、前半のシンクレアの部分をさしているなら確かにマットはエンさんぽいかなあと思った。礼儀正しくて、ちょっと抜けててかわいらしくて、子供っぽい面もあって、物分りが良いスマートなところが似ている。
エンさん自身はなんて言ってたっけな、「怒るときはノーネームになります」と言っていた。そうなんだー。そのあと客席の反応に対して「仕方ないですよ」だか「違います」だかいつものようにピシャリと言い放った時に自分で「こう言うところがジミーっぽいのかな」とおっしゃっていたけどそれってジミーっぽいの…?ノーネームっぽい気がする。ジミーはそんな厳しい先生みたいなこと言うイメージがなかった。人物の捉え方が人によって全然違うことがわかった。


質問⑤「この作品を通じて観客に伝えたいこと」
どうでもいい質問ばっかりだったのに最後だけ難しすぎて笑える。
エンさんが「これは難しい質問だ」と言いながら「マンネから」とジュヨンさんにふる。「びくすと同じです、難しいことはマンネから」とファンにしか伝わらないことを言って笑いをとっていたがジュヨンさんには伝わらないのでは。びくすもそうなんだよと説明を受けてああ〜みたいな反応はしてくれてたけど知らないだろう。
ジュヨンさん「人を助けることを考えて欲しい」
エンさん「皆さんが泣いてくれたので、どうのこうの」みたいな、ちょっと内容忘れてしまったけど観客の涙で何か思うところがあったとかいう話かな…
ソングンさん「こういうことをしたらダメなんだな、悪いんだなということを学んで欲しい」
ソングンさんは長めにお話しして通訳の隙もなかったけどその長ーい話を通訳さんが全て訳し終えた時に「長く話しちゃったのにありがとう素晴らしいです」みたいな感じでたたえていた。拍手くらいしてたかもしれない。忘れた。

ジュヨンさんとエンさんは結構マットに同情的なのかなと感じた。ざっくり言って、かわいそうな子供に気づいて助けてあげて欲しいという意味に聞こえた(サブタイトルにもなっているので間違ってない)。ソングンさんは役柄のせいもあるのか姉弟よりも客観的?な意見に感じる。「やってはダメなこと」の具体的な内容は言っていなかったけれど、たとえば子供を虐待したらダメとか、お姉さんと性的な関係になったらダメとか、人との約束を裏切ったらダメとか、人を殺しちゃダメとか、思い込みで動いたらダメとか、そういう当たり前のことを言っていたのかもしれない。

自分がこの舞台を見て感じたことと演者が考えてることって多分違うんだろうなとわかって有意義だった。それはパンフレットを読んでてもすごく感じる。私にはとても救いのない話だなあとしか思わないけど、俳優さんたちのコメントは明るくて夢すらある。このギャップも面白いし、気持ちが切り替えられて良い気もする。

進行カードに記載の質問は以上5つだったのだけど、エンさんは他に質問ありますか?まだ時間ありますか?と舞台袖に確認していた。でもスタッフさんに頭の上でバツされたみたいで「こうしてた」と教えてくれた。残念。「次の公演がありますから」と諭していた。

最後の挨拶、エンさんがいつもの癖で「以上リアールブイ」を言いそうになったらしくて笑った。「習慣になっている」とか。ソングンさんが「(エンに合わせて)VIXXの挨拶しそうになりましたよ」て冗談言ってた気がしたけどこのコメント普通にエンさんだったかな?私にはソングンさんが喋ってるように見えたけど錯覚だったかもしれない。

他の役者さんは演技以外の顔を知らないのでなんとも言えないが、エンさんに関しては芝居の中では完全にシンクレアでありマットであるように見えたので、(ジョアンと踊るシーンは先入観からか若干のNを感じるが…)アフタートークでは「N」だったので少し懐かしいような?ほっとするようなひとときだったかも。
でもこのイベント、本当に多い順に質問を選んだのかスタッフさんの好みなのか知らないがエンさんしか答えようがない質問が続いたのでなんだかなあ〜と思った。本当にエンさんにしか興味ないような客が多かったのなら残念なことだ…。
自分は好きなお芝居なので、もうちょっと劇に関係する話が聞けたら嬉しかったな。正直、お互いの印象とか練習中のエピソードって作品には関係ないので……。